2018年09月16日
89式庭棒解析
マルイ89式GBB用リコイル強化パーツ「庭棒」&
マルイM4GBBシリーズ用リコイル強化パーツ「庭バッファー」出品委託中~
相変わらず89式ばかり撃っております _(┐「ε:)_
先日、ガンジニアさんが当方の庭棒をスロー撮影して挙動を解析してくださいましたが、
新しい機材を導入して更に詳細に解析できるようになったとの事でまた色々と調べて頂きました。
データ掲載の許可をいただきましたので少し紹介させて頂きたいと思います。
撮影(解析)時の環境:
・トライポッドで銃を固定
・室温:25.0℃
・湿度:64%
・ガス:HFC134a
・BB弾:G&G0.2g
ボルトキャリア重量:
・ノーマル255.5g
・庭棒付き315.0g
ボルトが動き始めてから、後退→閉鎖→さらにボルトがバウンドして落ち着くまで、
最終的に要した時間
・ノーマル:0.148s
・庭棒:0.184s
ブローバックのワンサイクルに0.036sの差が付きました。
庭棒を組むとボルトの重量がアップしてブローバックのサイクルが落ちているのが良く分かります。
グラフで表すと非常に良くわかりますね。オレンジがノーマル、灰色が庭棒。
そしてこちらが運動量の比較。こちらもはっきりと差が出ています。
庭棒は「ブローバックのサイクル(発射サイクル)を犠牲にしてリコイルを得るパーツ」ですね
そして気になっていた「衝撃力」ですが…
ノーマル:409.6N
庭棒:220.8N
予想通り、庭棒の方が小さいという結果になりました。
これは庭棒に付属している白ダンパースプリングが純正のダンパースプリングよりも長い→
ボルトとダンパースプリングが当たるタイミングが早くボルトの減速する距離が長い→
衝撃を吸収しているという事だと思います。
つまり、白ダンパースプリングを使わず、庭棒+純正ダンパースプリングの組み合わせの方が
ボルトが後退した際の衝撃が強いという事になります。
なぜ当方の庭棒に白ダンパースプリングを付属しているかと言いますと…
ノーマル状態の89式はテイクダウンロックパーツとダンパー受けがバキンバキンぶつかる構造です。
その衝撃は最終的にロアフレーム、ストック基部周辺に行くことになります。
当方の庭棒を組む→ボルトの重量が増した分そのぶつかり方が強くなる→
長期的な耐久性を考えて純正よりも長い白ダンパースプリングを付属しています。
実際、庭棒+ノーマルダンパースプリングでのテストもかなりの数撃っていますが
特に問題は発生していないので耐久性的には心配ないと思います。
ただ、今年の夏のような異常な高温、当方の想像・想定を超えるような使用環境で使われる
可能性もあるので、ある種「保険」的な意味で白ダンパースプリングを付属しています。
リコイルが強くなった気がする…ではなく、データ・数字としてはっきり差が出ると
非常に分かりやすい&説得力が違いますね…
当方の撮影環境ではここまで詳細な解析は不可能なので本当にすばらしい。
解析してくださったガンジニアさんに重ねてお礼申し上げます。
純正比120~140%くらいの硬めのリコイルスプリングが出てくるとまたかなり違った
動きになると思います。そのうちどこかのメーカーさんが出すだろうと思って待っていますがどうなるか…?
特注で試作しようかなーとも思いましたが1本2本の少量生産だと
とんでもない値段になるので考え中(´・ω・`)
マルイM4GBBシリーズ用リコイル強化パーツ「庭バッファー」出品委託中~
相変わらず89式ばかり撃っております _(┐「ε:)_
先日、ガンジニアさんが当方の庭棒をスロー撮影して挙動を解析してくださいましたが、
新しい機材を導入して更に詳細に解析できるようになったとの事でまた色々と調べて頂きました。
データ掲載の許可をいただきましたので少し紹介させて頂きたいと思います。
撮影(解析)時の環境:
・トライポッドで銃を固定
・室温:25.0℃
・湿度:64%
・ガス:HFC134a
・BB弾:G&G0.2g
ボルトキャリア重量:
・ノーマル255.5g
・庭棒付き315.0g
ボルトが動き始めてから、後退→閉鎖→さらにボルトがバウンドして落ち着くまで、
最終的に要した時間
・ノーマル:0.148s
・庭棒:0.184s
ブローバックのワンサイクルに0.036sの差が付きました。
庭棒を組むとボルトの重量がアップしてブローバックのサイクルが落ちているのが良く分かります。
グラフで表すと非常に良くわかりますね。オレンジがノーマル、灰色が庭棒。
そしてこちらが運動量の比較。こちらもはっきりと差が出ています。
庭棒は「ブローバックのサイクル(発射サイクル)を犠牲にしてリコイルを得るパーツ」ですね
そして気になっていた「衝撃力」ですが…
ノーマル:409.6N
庭棒:220.8N
予想通り、庭棒の方が小さいという結果になりました。
これは庭棒に付属している白ダンパースプリングが純正のダンパースプリングよりも長い→
ボルトとダンパースプリングが当たるタイミングが早くボルトの減速する距離が長い→
衝撃を吸収しているという事だと思います。
つまり、白ダンパースプリングを使わず、庭棒+純正ダンパースプリングの組み合わせの方が
ボルトが後退した際の衝撃が強いという事になります。
なぜ当方の庭棒に白ダンパースプリングを付属しているかと言いますと…
ノーマル状態の89式はテイクダウンロックパーツとダンパー受けがバキンバキンぶつかる構造です。
その衝撃は最終的にロアフレーム、ストック基部周辺に行くことになります。
当方の庭棒を組む→ボルトの重量が増した分そのぶつかり方が強くなる→
長期的な耐久性を考えて純正よりも長い白ダンパースプリングを付属しています。
実際、庭棒+ノーマルダンパースプリングでのテストもかなりの数撃っていますが
特に問題は発生していないので耐久性的には心配ないと思います。
ただ、今年の夏のような異常な高温、当方の想像・想定を超えるような使用環境で使われる
可能性もあるので、ある種「保険」的な意味で白ダンパースプリングを付属しています。
リコイルが強くなった気がする…ではなく、データ・数字としてはっきり差が出ると
非常に分かりやすい&説得力が違いますね…
当方の撮影環境ではここまで詳細な解析は不可能なので本当にすばらしい。
解析してくださったガンジニアさんに重ねてお礼申し上げます。
純正比120~140%くらいの硬めのリコイルスプリングが出てくるとまたかなり違った
動きになると思います。そのうちどこかのメーカーさんが出すだろうと思って待っていますがどうなるか…?
特注で試作しようかなーとも思いましたが1本2本の少量生産だと
とんでもない値段になるので考え中(´・ω・`)
Posted by Nishiyan240(庭の人) at
13:57
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